こんにちは、メモ蔵です!
前回に引き続き、テキスト関数【Subsititute】の具体的な活用事例をいくつか紹介していきたいと思います。
この記事では、スクリプトを使用してファイルを出力する際に、ファイル名にフィールドの値を置き換える場合や不要な文字列を取り除くといった事例について紹介します。
氏名間の余白を変更する
氏名を登録する際には、姓と名の間にスペースを入力するケースがほとんどだと思います。
ただ、重複チェックをする際など、姓と名の間のスペースの場所が万が一違っていて、チェックをかいくぐってしまうこともあります。
そんなときに、役立ちます。
Subsititute ( 氏名 ; [ " " ; "" ] ; [ " " ; "" ] )
【 [ ] 】で囲むことで、【 or 】の役割をしてくれますので、スペースも全角の場合と半角の場合のどちらも対応できるようになります。
電話番号から【-】を取り除く
つぎは、携帯電話の電話番号からハイフン
を取り除く場合です。
Subsititute ( 携帯電話 ; "-" ; "" )
電話番号の重複チェックもこれで見逃しなく行えます!
【日付】をファイル名につける
ファイル名には/
が使えません。
日付などを区切る際にはスラッシュがよく用いられていますが、PDF出力する際に、ファイル名に【日付】を自動的につける場合にもこの関数が役立ちます。
Subsititute ( 日付 ; "/" ; "" )
PDFのファイル名に日付を入れようとしたら、エラーが返ってきて困った経験は誰でもあるのではないでしょうか。
ファイル名に使えない【記号】をすべて取り除く
日付からスラッシュを取り除く場合と同じように、ファイル名に使えない記号はいくつかあります。
- ¥(円マーク)
- /(スラッシュ)
- :(コロン)
- *(アスタリスク)
- ?(クエスチョンマーク)
- <(不等号)
- >(不等号)
- |(パイプライン)
※ 見やすくするために全角で表示しています。
これらもまとめて設定しておけば、ファイル名に使えない文字の入力があっても大丈夫です!
Subsititute ( 入力テキスト ;
[ "¥" "" ] ;
[ "/" ; "" ] ;
[ ":" ; "" ] ;
[ "*" ; "" ] ;
[ "?" ; "" ] ;
[ "<" ; "" ] ;
[ ">" ; "" ] ;
[ "|" ; "" ] )
FileMakerの計算式の入力は改行することができますので、あとから見返したときに、見やすくなります。
まとめ
テキスト関数【Subsititute】をさまざまな使い方を紹介しました。
今回紹介した以外にもさまざまな場面で役立つ関数なので、ぜひ覚えてもらえたらと思います。
本日はここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。